コンサートタイトルが長い(笑)
今回アリーナツアーが全部落選し、仕事の都合もつかず、12月23日の東京ドーム1回しか参加できませんでしたが、もう脳みそとろけるくらい楽しくて衝撃的で幸福なひとときでした。
12月23日はお昼にテニミュ3rdシーズン六角公演を見ていて、爽やかでフレッシュな汗のきらきらが美しいね、なんて感じていて。そのあとのKinKiコンですよ。もうだめ。KinKiさんのあの色気はダメ。もうクラクラ。同じ汗でもテニミュはレモン水で、KinKiさんは劇薬だとわかっていても舐めてみたい満開の花の蜜、口にしたら死ぬやつ。ありがとうございました合掌。
以下、理性を失った感想。
今回復活したソロコーナーのつよさんがやばかった。KinKiのファンにも、俺の宇宙に触っていいよって手を広げて見せてくれた。うれしかった。ソロコーナーのつよさんは、闇にもたれて、光と踊って、音楽の中を自由に泳ぎ回る美しくも魔性の人魚だった。あんな歌の神様に愛されすぎて純粋でありながらいびつに歪んで美しくて生々しいつよさんの、伸びやかで甘い歌声が、他の誰とも似ていないあの歌声が、唯一解け合うみたいに絡み付いて離れたくないみたいになる声の持ち主が、堂本光一なの奇跡すぎる。つよさんの変幻自在さはなんなの。あの胸の谷間に流れる汗のエロさ。娼婦かよ。その谷間に顔を埋めて汗を舐めとりたいと思うやつらを知ってるくせに、無垢な少年みたいに天使みたいに笑って見せて本当に魔性。
光一さんのソロコーナーは本当にぶれない。あの人は音楽を視覚化したいんだな。音楽というひとつの作品を、歌だけじゃなくて映像と光と身体表現で、そこにある世界を広げたい。極限まで突き詰めて計算し尽くした、ダンスと映像と光の演出の先に、堂本光一が表現したい音楽の視覚化された世界がある。そのストイックな姿が本当に美しくて、その世界に不必要なはずの乱れた呼吸やひそめられた眉や流れる汗の煌めきすら、排除するには惜しいほどにドラマティックに美しかった。
つよさんと堂島孝平さんがKinKiのために作ってくれた陽炎~kagiroi、もう気が狂うくらい最高だった。あんなに別々の個性を突き詰めたふたりがなんであんなにひとつになるんだろう。突き詰めたからこそ、唯一並び立てるの?なんで求め合うみたいに歌声が絡まってひとつになるの。陽炎のとき光一さんが赤い光、つよさんが青い光、それぞれはっきり別れてライティングされて、でも途中で紫に混ざりあって、ときどき白い光になって、また赤と青に光って、あのライティングも素晴らしかった。白い光はすべての色を飲み込んだ色だから、清濁って感じだ。
ほんとあの歌はつよさんからのラブレター。あの特殊な歌割りは本来光一さんが苦手な言葉の途切れ方をあえてしてて、でもKinKiなら大丈夫だという自信の表れた歌割り。光一さんの声が映える音域でまとめたのもうまいし実際あの歌を歌ってる光一さんは気持ち良さそう。他人が作ったら苦手な分野の歌でも自分なら光一さんに好きだと自覚させながら歌わせられるということ。つよさんの手腕が光ってる。まあ昔から他人が握ったおにぎりは食えないくせにつよさんのおにぎりは美味しく頂けるし回し食べもできる光一さんだから仕方なかった。あの歌ほんと、KinKiにしか歌わせる気のない作りで、声の混ざりかたも、歌うときの気持ち良さそうな感じも、完全にセックス。エロスとタナトス、生と死と性の結び付いた歌。
いやほんと生歌の陽炎~kagiroi まじでやばかった!!!!!セトリも演出も生歌もどれも最高でした。全部収録してDVDBOXで出してください買います!!!!!