インクルージョンボックス

私の内包物をつれづれと

舞台『オーランド』観劇感想

2024年7月14日、PARCO劇場にてオーランドを観劇。

オーランド見てきたんだけどノットフォーミーで残念だった。
トランスヘイト吹き荒れる今、トランスジェンダーをウケ狙いのネタにするシーンが嫌だったし、完全にスベってたし、正直理解できてない人が殆どで(それはそれで良くないが)客席が無反応だったのは良かった。笑い声が上がってたらショックだったと思う。しかも7月14日って国際ノンバイナリーデーだったわけだし。
序盤からセックス描写が結構あったなかで、体が間にあると愛がわからなくなるってのは、オーランド自身が本当は恋愛とセックスを分けて考えるタイプで恋愛そのものに実はあんまり興味ないんじゃないかな、ジェンダー化された衣服に着られて、規範に縛られる中で、周囲が結婚するから自分にも指輪や恋愛的に結ばれるパートナーが必要であると思い込まされている。
ジェンダーセクシュアリティのゆらぎの描き方が雑だな〜と思うし、途中だるくなって眠くて何度も寝てしまった。宮沢りえのオーランドの幻想のなかを散歩してるときだけが生の実感って感じの少年性みたいなとこは美しくて好きだった。トリプルカーテンコールとスタオベには嘘でしょと思ったので座ってた。