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私の内包物をつれづれと

KinKi Kids Concert Tour 2019-2020 ThanKs 2 YOU 12/15キンキコン雑感

楽しかった。2年ぶりのキンキコンが、もうひたすらに楽しくて嬉しくて満たされた。

物販並んでる時からみんなニコニコしてて、こんなにたくさんの人が楽しみにしてるんだ、わかるなあ自分も楽しみだって嬉しかった。

2年ぶりのキンキコンを誰より楽しみにしていたKinKi Kidsが見られて心底しあわせだったし、恒例の長いMCで楽しそうにくだらない話でキャッキャしてるふたりにこっちも笑い転げてあっという間の3時間20分だった。

もう支離滅裂だし自分でも何書いてるかわからない文章だし、たぶんものすごく不謹慎な内容だと思ってる。一応ネタバレ注意。

 

キンキコンを見終わった瞬間、最高のふたりだー!!!って叫びたくなった。ファンが待ち望んでたふたりのキンキコンを、ふたりもとても楽しみにしていたし、今この瞬間が愛しくて楽しくて嬉しくて、それを見守ってくれる最愛の人がいないことが寂しくてたまらないって、そんなコンサートだった。そんなふうに痛みや悲しみも少しだけ見せてくれて、共有させてくれた。

セトリも最高だった。2曲目の楽曲がなにかわかった瞬間ゾワッとした。つよさんも今回のセトリのこだわりを少し語ってたけど、ここにこの曲来る?本当に?って聞きながら鳥肌たった。おふざけコーナーと言ってたデビュー前曲の披露も、全然おふざけじゃなく聴かせるし魅せるステージだった。ほんまにたよりにしてまっせはつよさんの振り付け真面目にやったら足が疲れてプルプルになったけど(笑)

ボーダーラインのとんこつあじ〜(若かりし頃の光一さんボイス)が気に入りすぎて、とん…とん…とん…てずっとボタン押して遊んてるつよさんが何度思い出してもかわいくて脳内がかわいいで満たされる。光一さんも照れながらずっとニコニコしてて、何を見せられてるんだろうと思いつつ自分もずっとニコニコしてた。

つよさんの作ったKANZAI BOYA、楽しかったな。ジャニーさんが最初にふたりにつけたグループ名、名前をつける行為はある意味愛だから、KinKi Kidsは二度も愛を残されてるんだ。既存曲の披露じゃなくて、新しくそれを歌にしたかったつよさんが素敵だなと思う。最後に天に向かって投げキスをしていて、あなたは愛の擬人化のような人だと改めて思った。

新曲「光の気配」本当に素敵な楽曲だ。各種雑誌のインタビューでも今のふたりにとても寄り添った楽曲なのだと語っているけど、ふたりの歌声と歌詞追っていると、未来への希望と閉塞感からの解放を感じる。

合作曲メドレー、何度聞いても色褪せない、キラキラと美しくてどこか痛くて。Topaz Loveのライブでの美しさは至宝だと思う。またふたりが生み出す楽曲を聞きたい。次の合作待ってます。

本編ラストからアンコールの曲はずるい。ジャニーさんがタイトルつけたHarmony of December、アンコールでボクの背中には羽根がある、You…(KinKi Kidsバージョン)。

You…を聞いてわかった気になってはいけないと理解してるけど、つよさんがこの歌を最愛の人を失ったあの日あの時間に流れたふたりの友情の歌だと言ったから、ふたりの間に流れた感情を友情と定義してもいい時間だったんだなって。今までKinKi Kidsの間にあるものを友情と表現できるとは思ったことなかった。それこそ彼らがデビュー前くらいの幼い頃はそうだったかもしれないけど、間違いなく最良のビジネスパートナーだと私は思っていた。病室でジャニーさんと光一さんとつよさんがまたまた3人きりになって一晩過ごした時間が、火葬のときに流れていた時間が、大切で大事で痛くて苦くて、遠慮なく想い合うことが許せる時間だったのかもしれない。

光一さんが表立って表現したくなかったことを、ああやって歌にすることで、悲しんだことも辛かったことも表現していいって肯定していいってむりやりにでも教えたかったのかな。そんなのつよさんにしかできないから。光一さんも照れてごまかしたけど、辛かったよ悲しかったよってふざけたように言ったりして。まだうまく考えられない事をいつか向き合う日のために。

20周年のKinKi Kids Partyの時、遠く離れた画面越しに、つよさんが「甘えてください」って言ったこと、それに対して「俺辛いことない!人生楽しいぜ!」って返した光一さん。あの時のつよさんは自分ばかりでなく光一さんに甘えてほしかったんだけど、それを光一さんは気を張り詰めててしてあげられなかったし意図もわかってなかった。光一さんがよく物事には何か意味があるって言うけど、同じ喪失の痛みを得たことによって歩み寄るきっかけになったのなら悪いことばかりじゃないと思う。

MCで光一さんが、まだ着信履歴にジャニーさんの名前が残ってる話をしていて、いかに電話がかかってこないか、あと二年は残ってるな〜なんて冗談めかして言った。着信履歴が消えてしまうのが寂しいとも。つよさんが、それが消えた時が何かのきっかけになるかも、と言ったのが印象に残ってて、まだ悲しみをうまく飲み込めない光一さんに寄り添える人はこの人なんだって当たり前のことを思った。

つよさんが以前SONGSで「両方に翼があることで飛んでいくから」って言っていたことを思い出した。光一さんはジャニーさんに羽を授けてもらったと思ってるだろうけど、つよさんは自分達はもともと羽を持っていてそれを指し示されただけだと思ってるんじゃないかな、妄想だけど。羽に傷を負った子供のように見えたその人と負った傷の痛みが同じではなくても、そばでその背中の痛みに触れて隣にいられるふたりだ、きっと。

オケコンの時、喧嘩にもなりきらないようなやり取りを垣間見たけれど、ふたりとも気を遣い合って相手のためにと思ったことが、うまく伝わらず作用しきらず軋みが生まれてしまったのかもしれなくて、2年ぶりの今ここにきて友情という言葉にハッとした。それはふたりぼっちのKinKi Kidsを守るために犠牲にしてきたもののひとつのような気がしていた。選ばなかった道を振り返らなくても、この先どこかでつながるってこういうことかもしれないって思った。本当に不謹慎なオタクだけど。

ふたりはふたりでいることを選んでそこにいるし、これからの未来でも自分たちはそれを選ぶと誓いあっていたように感じた。辛いことや悲しいことがあってもそのままでいるつもりはさらさら無いってわかって、ファンは最強になってしまった!

キンキコン幸せすぎたなー!!!ファンは最強になってしまった!!!ありがとう!!!

つよさんが言ったように、「なんか知らんけど楽しい」って素直で素敵な感情が生まれる場所がこれから先もKinKi Kidsならいいなと思う。光一さんが「ふたりでここに立っていることが全て」だと言ってくれた。それがきっとずっと待ち焦がれてた答えだし姿だった。KinKi Kidsはいまふたりで未来を見てるのだと思ったので、わたしもKinKi Kidsのふたりの描く未来を見たい。ありがとう。

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